2007年04月29日

横溝正史 「素敵なステッキの話」

幻の探偵雑誌 2「探偵趣味」傑作選 (ミステリー文学資料館・編)

第一回

「素敵なステッキの話」 作:横溝正史


あの「金田一耕介シリーズ」を書いた作者とは思えないほど、ほのぼのとした作品でした。

作者が編集長時代に書いた作品です。

雑誌社で働く「本田準」は、ある日 懇意にしてもらっている叔父にステッキをもらった。
そのステッキを、仕事で訪問した小説家の家に忘れてしまった・・二週間程あとに、懇意にしている友人が なぜかそのステッキを持っていた・・また居合わせた別の友人がそのステッキをくれといってもらっていき、又その一週間後には訪問した画家が持っていて・・

それでいて当の持ち主本人は この状況を楽しんでいることが この話をほのぼのとさせている感じがします。そして、ステッキによって いやな仕事まで乗り越えられてしまうなんて 作者の願望でしょうか・・


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